りすのす

手作りのこと

草木染めの手順

今回は草木染めの詳しい手順について説明します。

と言っても私も初心者。『手順の説明』なんて偉そうなもんじゃなくて、色んなサイトを見て自分のやりやすい方法を記載するだけです。

さて今回は茄子。

冷凍して溜め込んだ茄子の皮を使います。

というつもりで自然解凍しました。

変色しました(当然)。

Σ(・□・;)

これを煮たらどうなるだろう…?

何と紫色の綺麗な煮汁ができた!!

…なんてミラクルは起きなかったので、急遽落ち葉拾いに行くことに。

イチョウか紅葉かあるかなーって。

いやまだ早いか?

と思い近くの公園へ。けっこう赤くなってた!

さらにどんぐりも発見!!

調べてみるとどんぐりでも染めれるらしい。

ドングリ拾いに夢中になる大人。

てなわけでどんぐりを題材に説明いたします( ´ ▽ ` )

まずは下処理。これ大事。

1、精錬

新品の布や糸には糊やゴミが付いていたりします。それを洗い落として染めやすくするわけです。

50°Cのお湯に中性洗剤を入れ(染める物の2%)、染める物を約20分浸けておく。そしてよくすすいで干す。私は家事の合間なんかにやってたので1時間くらい放置していました。

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2、豆汁処理

植物性の繊維は染まりにくいので、タンパク質を加えてやるわけです。大豆の煮汁がいいらしいですが豆乳や牛乳でもできます。牛乳は臭いとの噂。私は豆乳と水を1:1の割合で薄めたものにこれまた1時間ほど漬けました。20分位でいいそうですが。そして干す。

これで下処理終了。いちいち乾かすので下処理だけで1日使っちゃいます。

さてこっからが本番。

1、染液を作る。

材料を細かく刻んで煮ます。材料は染める物と同量、水は染める物の30倍の量らしいです。水はキッチリ計ったけど、要は布や糸がしっかり浸る量でいいのかな。沸騰させずにくつくつ煮ること20分。ザルにキッチンペーパーを敷いて濾す。

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2、染色

染める物を入れる。30分煮るとか入れて放置とかサイトによって様々。温度が高い方が染まるとか低い方がムラにならないとかもうわけわかんない。なので最初少しだけけ煮て、後はそのまま冷めるまで放置。30分くらいかな。

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3、媒染

そのままでは色素が定着しないので、繊維と色素を結びつけてあげるそうです。ミョウバン、銅、鉄とかあるらしい。ミョウバンはスーパーで簡単に手に入るのでそれ使いました。1リットルの水に3〜5gくらい溶かす。そして染めた物を絞って入れる。30分くらい放置。

色が薄い場合はまた染色して媒染してを繰り返す。

媒染した後は水ですすいで干すって簡単に書かれてるのと、最後は染色で終わるって書いてるのとあるので私は染色してからすすいで干しました。

完成品がこちら。

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なかなか良いじゃないの( ^ω^ )

前回は糸玉をほぐしてそのまま煮たから、からまってひどいことに。今回はちゃんとかせにしたよ!

拾った紅葉の使い方はまた今度( ´ ▽ ` )ノ